通算50足目の靴下。これまで編んできた靴下は基本的にいくつか限られたパターンのものを何足も作ってきた。おかげで、靴下の構造を理解できた。今回のこの50速目も、基本的には同じで見た目にも特に変わったところがないのだが、私的には、いくつか新しいスキルを試している。やったことのないことを試すのは本当に楽しい。
シャドーラップ
いわゆるToe Upと呼ばれている、靴下をつま先から編み始める方法しか試したことがない。このやり方でも、途中でいろいろな技やデザインがある。作り目のやり方、目の増やすリズム、かかとの形、最後の履き口の処理の仕方、などなど。
今回は、かかとの引き返し編みの時の手法のラップを、シャドーラップというやり方を採用した。普通のラップ&ターンは、引き返す時に糸を端の目の外側にくるっとはわせてターンするのだが、シャドーラップは引き返す目の中にもう1つ目を忍ばせて双子のような目にして、ターンするというもの。シャドーラップという言葉は聞いたことがあったが、実際に何を意味しているのかわからなかったのだが、ある動画で紹介していて、影武者のように双子の目を作る、という表現に惹かれ、何度も見て、試してみたいと思った。技法として難しいものではなさそうだ。実際に試してみて、シャドーラップの方が、次の段消しの(ラップした目と元の目を一緒にして編む)時に、もたつかなくてやりやすかった。しばらくは私の定番になりそうだ。
一目ゴム編みどめ
今回試したもう1つの技は、履き口の一目ゴム編みどめ。
これまで履き口の処理は色々と試してきた。普通のメリヤスの時のような針での綴じ、伸縮性のある伏せどめなど。どれもいまいちしっくりきていない。
まず一番は、伸縮性がほしい。それできっと一目ゴム編み止めが一番靴下としては一般的なのだろうな、、と思っていた。でも、どの本や動画解説を見ても、いまいち理解できずに、何度かトライしたが挫折し、成功したことがなかった。でも今回、ある動画を見て、これまでと異なり、理解ができたのだ。これはできるかもしれない、、と、トライした。
大成功。もう動画見ながらでなくてもできるようになった。ひとつ技を習得したぞ。しかも、仕上がりが綺麗なバージョンを試し、ふっくらとして伸縮性もあるいい感じの仕上がりになった。
50足目はワンランクアップ!
この2つの手法は、完成品を一見しても何を言っているのかわからないくらいの気付かぬほどの小さな変化。でも、確実に編み目がより整っていて履き心地、触り心地がよいのだ。
まだ私の技量が追いつかずに試すことができていない技法はたくさんある。こういうのを1つクリアすると、気分がいい。

