片手のマフ
ハンドバッグの取手のように端にニギニギ用の棒状の小物がついている丈の短いマフを発見。これは片手用のマフだとのこと。
「ケアマフ編む会」で楽しくおしゃべりしながら、サーマルステッチを学んだ。ここで現物のサンプルをたくさん見た時、片手用のマフがあった。それを見た時、ピンと来た。
母は、左側の手足が麻痺している状態なので、普段寝ているとき左手を常にグーにしているため、蒸れてしまうという話を聞いて、半年前あたりから、いつもガーゼのハンカチを握っている状況だ。たまにマフのニギニギのような太さのあるものを手のひらに沿わせることで、蒸れを防げるのではないかと。ウールという素材は、通気性もいいと聞いたことがあるし。
母用に、まずは片手用のマフを作ろう。

「ケアマフを編む会」の方々が作成した作品。猫の柄の丈の短いのが、片手用のマフ。かわいい😍
デザイン
どんなデザインにしたらいいか。母の好きな物を散りばめたいな。好物は、生エビのにぎり寿司、黄色いパンジー、花全般、、、で、思いついたのが、端についているニギニギをジョウロに見立てた、花に水をあげる感じにデザイン。母の好む色は寒色系だから、ネイビーやグリーンなどを主にして、黄色やピンクの花をあしらおうと。
平編みの編み地でどんな感じに配置するか、、ジョウロは紺色に、それ以外のゾーンは明るいトーンの色にすることにした。水が出るところだけ、模様として編み込みにする。
編み込みの図柄を決めるために、マス目のある紙に書き出してみる。緻密にクロスステッチのように絵を色分けしてみたが、実際サーマルステッチで編むためには、もっとマス目が粗くなるのでシンプルな模様にしないとダメなことが判明。技術的にも今の私にはシンプルな方がありがたい。なんとか図案ができた。
実践
習いたてのサーマルステッチ、習っている時もそうだったのだが、毎段、なぜか目が減ったり増えたりしてしまうのは。何度か戻ったが、全てのミスを解消しきれず、、後ではぎ合わせるから何とかなる、と信じて、突き進むことにした。なので、若干、太さが一定ではなくうねうねしているのだが、初回の作品ということで、良いことにしよう。
図案を含む平編みが終了したら、くっつける小物を作る。ニギニギは綿を入れるタイプではなく、平編みの編み地をくるくる巻いて、太さを出す手法にした。花は、パンジーが理想だったが、私の技術が伴わないので、作りやすいバラにした。ビンクと黄色のバラ。そしてジョウロから水が出る感じにしたいので、くるくる丸まった編み地のネジネジをつける。
なかなかいい感じだと思う

ジョウロから水が花に向かって出ているイメージ。ジョウロというよりケトルっぽくなってしまったな、、
試着
なんだかんだで、数日で完成。はめてみると、思っていた以上に、つかみ心地が良い。

翌日、母のところに持って行く。麻痺している左手にも、右手にも装着してみた。左手にはニギニギを押し込む感じにしてみる。ピッタリはまっているからいい感じなのではないかな。右手はグーパーできるので、「握ってグーパーしてみて」というと、楽しそうに手を動かしていた。
まずは一週間お試しで使ってもらって、改善が必要ならば様子をみよう。とはいえ、実際に介護してくださるスタッフの方には何も話していないので、わからないだろうから、部屋のカレンダーのところに、図を描いて、手にはめる物であることを記して帰ってきた。
使ってもらえるといいのだが。

