実家売却日誌 – #4 ロイヤルホストの思い出

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実家売却日誌

朝6時半、そわそわしながら、出かける準備をする。夏は暑いので、とにかく早朝に自転車で行くことにしている。単純に、ただ実家の郵便物の確認へ行くだけなのだが。ただ、今日はもう一つ、帰りに朝食を食べて帰るというお楽しみプラン付き。

数ヶ月前に実家の郵便物を確認しに行った時、届いていたチラシの中に、ロイホのクーポン付きチラシを見つけたのがきっかけ。ロイホのチラシなんて珍しいなあ、、なんて読んでみると、どうやらリニューアルオープンをしたみたいだ。ずっとクーポンをカバンに入れたまま、いつか行きたいと思っていたのだが、そのクーポンの有効期限がもうすぐ切れるので、こんなプランを立ててみた。てっきり7時オープンと思い込んで準備していたのだが、確認したらなんと8時オープンと知る。出発時間を少し遅くしたけれど、やはり早すぎてしまった。オープンまであと15分もある。どこで時間を潰そうか、、ということで、急遽周辺をサイクリングすることにした。

今の実家に住む前は、実家の近所にある別の家に住んでいたのだが、その前の家がロイホの近くにあり、その周辺がどんな風になっているのか探索しに向かった。なんと家の建物は変わらず存在し、表札もついていて、まだ人が住んでいる様子。驚きだ。私がそこに住んでいたのは約50年前。ご近所の風景もあまり変わっていない。お向かいの家の大きな欅の木も変わらず存在しているし、昔は蛇をよく見た裏山と称していた場所も、道が舗装されて綺麗になっていたが、今でも森っぽい感じは変わらない。その家の周りの路地をぐるっと一周回りながら、ふと思い出す。昔もこの辺りを自転車で何周もぐるぐる回って遊んでいたな。この辺りからロイヤルホストは歩いて5分くらい。家族揃って食事というと、大抵ロイヤルホストに行ったものだ。

そろそろオープンの時間になるので、再びロイホに向かうことにする。到着して、扉を開けると、客はまだ誰もいなかった。私、今日の1番客だ。開放的な店内はリニューアルしたとは思えないほど、間取りとか変わらず、昔の雰囲気はそのままだった。昔、家族で来た時に注文したのは大抵ステーキ。ここに来たらステーキなのだ。そしてデザートにオレンジの皮の中に入ったオレンジシャーベット。あとオニオングラタンスープとかコーンスープも好きだった。この辺りは電車の駅からはかなり離れたところで、バスや自転車でみなさん通勤通学している。団地などの集合住宅があるからか、駅などないのに、昔から商店が集まっている。今でも大きなスーパーはあるけれど小さな商店が連なるという感じは変わっていない。なくなってしまったお店も多いが、生活に必要なものは大抵揃う。いわゆる車で行く大きな商業施設とは異なる小ぢんまりとした感じがとても懐かしい。店内に入って、タイムスリップした気分を味わった。


お寺と墓地に隣接していたのも昔と変わらない。懐かしい。

そして、今日食べたのは、モーニング王道のようなメニュー。玉ねぎとほうれん草とチーズがごろごろ入った野菜オムレツ、一口サイズのホクホクのフライドポテト、カリカリのベーコン、プリッとした小さなウィンナー、ふっくらトーストされたパン、そしてヨーグルトが付いているワンプレート。高級感のある大きなオーバル形のお皿に全てがのっかっている。すごいテンション上がった。昔、ホットケーキも食べたなぁなんて思い出しながら、朝食を味わう。

実家を売却してしまうと、ここら辺にくる理由もなくなるし、このあたりとのつながりが薄くなってしまうのかな、、なんて思いながら、ふと寂しい気持ちになった。

家を売った後も、ここのロイホ、また来よう。