再び小淵沢駅でうろうろする。駅舎が洒落た建物に変わっていたことに、今更ながらびっくりする。駅舎の一階にはお土産屋があり、そこで少し買い物をしながら、駅前のロータリーの様子をうかがう。
タクシーが何台か待機している中、マイクロバスを発見。リゾナーレ八ヶ岳行きのバスだった。わ、懐かしい。リゾナーレは星野リゾートのホテルで有名だが、私は25年くらい前によく友人と遊びにきたものだ。バスの運転手さんに確認すると10分後に発車するとのこと。次はなつかしのリゾナーレに行って、ランチと買い物を楽しむことにする。
運転手さんが、出発前に、駅周辺から見える景色について案内してくれた。360度山に囲まれているから、実は私はどれが何山なのかしっかりと把握していなかったので、教わった話も興味深く聞くことができた。時間になり、出発。途中、先程息切れしながら自転車を漕いだ道も、ものの1分もかからずに通過した。心の中で苦笑いしながら、景色を堪能し、リゾナーレ八ヶ岳に向かう。
リゾナーレに到着した。独特の建物なのだが、昔と変わらずにあることに感動した。いくつかのショップやレストランが並ぶ通りを歩きながら、懐かしい気分を味わう。自然の木々、植物の感じは、友人たちと来た頃と全く変わっていない。当時ならきっと洒落た洋食やフレンチ、イタリアンなどを好んで食べに行っただろうが、今回は蕎麦屋が光って見えた。すでに12時前だというのに何組か並んでいた。私も粘って待つことにする。待ち時間はそんなに長くなく、10分くらいで中に通してもらった。店内に通され、奥の窓からは、自然の中に設置されたアスレチックにチャレンジする子どもたちが見える。時折、ターザンロープのようなものでピューっと降りてくる様子が見えた。楽しそう。店内は奥に広がって心地良さそうな空間。涼みながらメニューを見る。今日は迷わず、天ざるにする。結構空腹であることに気がついた。天ざるが来ると、一気に食べ始める。天ぷらは海老、つる菜、茄子、ピーマン、ラディッシュ、さつまいもと種類豊富。サクサクでジューシーな野菜の天ぷらがやけに美味しく感じられた。もちろん、お蕎麦も本当に美味しかった。

麓ROKUさんのお蕎麦、美味しっかったー
あっという間に食べ終わり、さあ、次はどうする、、と考えたが、もう十分ここまでで堪能したので、帰ることにする。帰りは高速バスに決めた。新宿など人混みに紛れずに帰ることができるからだ。あと、もう一つ、実はまだ小淵沢の高速バス停の出入口を見たことがなかったので、どんな感じか体験したかったのだ。ネットで高速バスのチケットを確認して、約1時間半後の便にする。またもや簡単に予約できた。移動の時間を考えるとあと20~30分くらいはあるので、少しリゾナーレの中をぶらぶらすることにする。

ホテル内の通り沿いにさまざまなショップが並び、歩いていて楽しい
ここに来ると必ずる寄るところがある。リゾナーレ内のBook Cafeだ。自然にちなんだ様々な本が販売されていて、自由に読むことができる場所だ。cafeの飲食物もとても美味しく、本当はもっとここでゆっくりくつろぎたい気分でもあるが、今日は帰る時間を決めてしまったので、お土産を買うだけにした。ミュージアムショップのようなお洒落な雑貨が豊富で、ショッピングだけでも時間を忘れそうになってしまった。
そろそろ移動しようと、フロントでタクシーを呼んでもらうことにする。せっかちな私は、結局バス停に25分前に到着してしまった。前回の冬の散歩の時は、着ていれば寒いところで待つのは苦ではなかったのだが、今回は夏。炎天下で高速バスのバス停で待つのは結構大変であることを知る。バス停に設置された小屋にはエアコンなどもちろんあるわけなく、ただのサンルームで蒸し風呂状態になってしまう。かといって、外に出たら直射日光下。仕方なく、再びバス停を出て降りてみた。すでに他のお客さんとみられる方々もいて、その人たちは高速高架下の日陰にしゃがみ込んで待っていた。なるほど、ここなら少し暑さをしのげる。私も倣って、下の草むらに座って待つことにした。同じバスを待つ人が他にもいて、安心した。これ、私1人だったら相当心細いかも。ちょっとだけその人たちと世間話をしながらの待ち時間はあっという間だった。

この階段を上ると、、、

ギラギラした炎天下。お天気は良いのだが。

階段を降りて右側の高架下の日陰は涼しかった
時間通りバスが来る。時刻は14時04分。私が降車するバス停への到着予定時間は16:15とされていたが、高速道路は少し混んでいて、結局16時30分過ぎに到着。ひっそりとした住宅街にある最寄りの高速バス停から降りて、自転車を停めている最寄り駅まで路線バスに乗り、自転車で帰宅。時刻は17時05分。
日帰りとしては完璧な時間配分だった。片道の移動時間は自宅からカウントして3時間、現地で4時間ほど過ごせた。こんな時間配分で充分に楽しめることが分かった。車でなくても、目的地を絞ってその場所でゆっくりじっくり過ごしたり、歩くのを楽しむという計画にすれば、楽しめるのだ。
次の散歩はどうしようかな。

